矯正治療
歯並びが悪いと、むし歯や歯周病にかかりやすくなったり、顎の関節が痛くなったり、食べ物を噛みにくくなったり、また発音がうまくできなかったりと、様々な症状が発生します。矯正装置をつけて歯並びを正しくすることで、自然の歯で美しい健康的な歯並びがえられます。
当院での矯正治療
当院では約40年に渡り、本格的矯正治療を行なっており開業以来およそ2000人の患者さんに対して矯正治療を行なってまいりました。これも安佐南区、安佐北区の地域の皆様からの信頼のおかげだと感謝しております。治療方針としては、矯正治療中にむし歯や歯周病が進行しない、またできるだけ永久歯を抜かないで矯正治療をするよう心がけています。そのためできるだけ7歳前後(小学1年生から3年生)に矯正相談に来ていただければよいと考えております。
治療内容と費用
1期治療
小学校低学年までの治療
費用;35〜45万円(+税)
2期治療
永久歯列の治療
費用;75〜95万円(+税)
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
1 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
2 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
3 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
4 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
5 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。
6 ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
7 ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
8 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
12 矯正装置を誤飲する可能性があります。
13 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
15 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。
16 あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
17 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。